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学び直しの前に、心得ておくべきたった1つのこと

「人生100年時代」と「学び直し」はなぜセットなのか?

最近よく聞かれるようになった「リカレント教育(学び直し)」というワード。筆者の肌感覚では、2016年にベストセラーになったビジネス書『LIFE SHIFT』(東洋経済新報社)によって、より盛んに耳にするようになったように感じます。その本では、「100年ライフ」というキーワードが度々出てきます。今や平均寿命100歳到達も夢ではなくなってきています。「人生100年時代」とは、文字通り、100歳まで生きると仮定して人生設計を組んでいきましょう、ということです。

では「人生100年時代」と「学び直し」はどう関係しているのでしょうか?

それは、小学校から大学卒業までの約20年間の学びだけを元手に、残りの80年を戦っていけますか?ということです。最初の20年の蓄えを頼りに、残りの80年を生きていくのは、少し心もとないですよね。

近年は社会の変化スピードが早く、例えば、10年前に大学で学んだ知識が今では役に立たないなんてこともよくある時代。知識や情報は生ものです。時が経てば、劣化して使えなくなることも。だから、社会人になっても学びを続け、常にフレッシュな情報や知識を蓄えておくことが求められるのです。

勉強が嫌いなのは、臆病だから

ただ、今さら学び直しといっても何から始めていいのか分からないという方は多いと思います。そこで、いきなり勉強を始めるのではなく、勉強以前に大切な心得のようなものを紹介したいと思います。

何も珍しいことではありません。それは、自分の変化を恐れないということです。哲学者の千葉雅也は著書『勉強の哲学』(新潮社)で、こう語っています。

 

“勉強とは、自己破壊である”

 

さらにこうも語っています。

 

“まずは、これまでと同じままの自分に新しい知識やスキルが付け加わる、という勉強のイメージを捨ててください。むしろ勉強とは、これまでの自分の破壊である。そうネガティブに捉えたほうが、むしろ生産的だと思うのです。”

 

学ぶとは、自分が壊され新しい自分になること。それは例えば、長年培ってきた自らの常識や固定観念が覆されること。千葉雅也は、「勉強は変身だ」とも言っています。

裏返せば、勉強嫌いな人がなぜそれを嫌いかというと、自分が変わってしまうことが嫌だ(怖い)からとも言えます。前述したように、勉強とは、過去のそれまでの自分を否定(自己破壊)することにもつながるので、無理もないかもしれません。

そのため、人間はどうしても今まで通りの行動をとりたがります。皆さんも会社でこんな場面に遭遇したことはありませんか?

「俺がやってた時は○○していたから今回も〇〇すべきだ」。

みんな大好き前例踏襲です。それが結果的に正しい場面もあるかもしれませんが、機械的になんでもかんでも過去の事例を踏襲する姿勢は、学び直しにとってもよくありません。頭が凝り固まっている状態で、学び直しを始めても何も脳に浸透していかないからです。

今日からできる「学び直し」の事前準備

そんな過去にすがりたがる人にこそ、自分の変化を恐れないという姿勢がまず必要になりますが、口で言うほど簡単なものではありません。

そこで、自分と異なる意見や人と出会う機会を増やしていくことで徐々に訓練していくことをおすすめします。 例えば、あえて興味のないことや嫌いな人の本を読んでみたりするのはいかがでしょうか?意外と共感を覚えたりするかもしれません。

もしも「いきなり興味のないことや嫌いなことなんかする気になれない」ということであれば、下記のように、普段の自分がしないようなことをしてみるというシンプルなチャレンジから始めてみると良いかもしれません。

・何か情報に触れるたびに「それって本当?」「なぜ?」と心の中で問うてみる

・いつもと違う道から帰ってみる

・伝聞(「○○が〜と言っていたから」)をやめてみる
→主語はあくまで自分!自分の意見を持つ意識を

・ドラえもんの絵を何も見ずに描いてみる
→普段いかにボヤっと見ている=ちゃんと見ていないことを思い知らされます

・これまでチャレンジしたことのないような洋服を買ってみる

・相田みつお風に日記をつけてみる
→末尾に「人間だもの」と書き添えてみましょう。ひどい愚痴を書こうが、それが「人間だもの」

・行きつけのレストランで普段とは違うメニューを頼んでみる

・クレヨンで思いのままに絵を描いてみる
→もはや「絵」でなくてもOK。クレヨンを走らせた痕跡に、あなたの内面が表面化されています

このように少しずつでいいので変化を取り入れていきましょう。そうすることで、大きな変化に対しても耐性がついていきます。

というと、「自分を変えることができたとしてももうすぐ定年だし、活かす場所がないよ」と思われる方もいるかもしれません。でもその場所は必ずしも職場である必要はありません。学びは、意外にも目の前の生活と密着に結びついているのです。

例えば、ZOZO TOWNの社長がバスキアの絵画を100億円以上で落札したというニュースが流れてきたときに、バスキアを知ってる人と知らない人とではそのニュースをどれだけ賞味できるかはやはり差があります。バスキアを知らない人は「へえ〜」で終わってしまいますが、知っている人は「まじか!」と思えます。

何気ない1日の中で「まじか!」と思える回数が多い方が、幸せだと思いませんか?

その回数は、知識と比例しています。知ってるものが増えるほど、「まじか!」と反応できるものも増えていきます。そして、学びは社交にも活きてきます。相手との共通の話題を増やせることにもつながるからです。知識が増えれば、「この話題は知らないから会話に入れない」なんてことも減るでしょう。

 

いかがでしたか?本記事では学び直しにあたって必要なこととして、自分の変化を恐れない姿勢をあげました。いきなり変化を許容できるようになるのは難しいかもしれませんが、生活レベルの小さな変化であれば受け入れやすいかと思います。

何かにつけ首尾一貫していることが昔から評価されがちですが、変化の激しい時代にあっては、むしろ自分の意見を180度転換できる勇気こそが必要であるといえるでしょう。それができるようになれば、もう学び直しの準備は万端!学びを謳歌しましょう。


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nakamura

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