無職生活の実体験記|無職をどう乗り越えるか

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無職生活の実体験記|無職をどう乗り越えるか

毎日仕事をしていたときは、あれほど欲しかった自由時間。昼休みに訪れた公園で、遊んでいるカップルや日向ぼっこをしているご老人をみて、「うらやましいな」と思っていたのに、いざ無職になるとそれをする気が起きなくなる。

働いていたときは「休日にはあれがしたい」「これがしたい」と思っていたのに、いざ毎日がフリーとなると一気にやる気が低下してしまったのです。何でも好きなように過ごせる自由時間を手にしてみると、むしろ不自由さを感じてしまう不思議。自分はこの先ちゃんと働き口を見つけられるのだろうかと、何をしていても不意に不安が降りてくるので、好きな事をしていても心から楽しめなかったりします。

 無職期間の生活で感じたこと

無職期間は、予想以上につらいもの・・。今回は実体験から無職中の生活を書き連ねていきます。

 「家族から心配されないように」が自分を追い詰める

無職当時、私は実家住まいでした。何も用事がないので、無限に朝寝坊できるはずなのですが、「仕事がないくせに、何だらだら過ごしているんだ」という母親の目を過剰に意識してしまい、規則正しい生活をしていました。いや、母親は、無職である私に対しあまりプレッシャーをかけないようにと気を遣ってくれていたのか、むしろ普段と変わらない様子で見守ってくれていました。しかし、母親のその気遣いこそが、私には何かとても重いものとして拡大解釈してしまっていました。「親に心配をかけたくない」と自分で自分を追い詰めてしまうことも、無職のつらさかもしれません。

 何をしても罪悪感を感じる

好きな映画を観ても、鑑賞後にはなぜか罪悪感を感じていました。働きもしないのに、自由な時間を過ごすことに、申し訳なさに似た感情を抱いていました。みんなが仕事をしている時間に、自分は何をしているんだ・・・と。こうした感情は、実家暮らしだけなく、夫婦・カップルで同棲している人たちにも当てはまるでしょう。パートナーに金銭面で面倒を見てもらうことに劣等感などを感じてしまう人もいるかもしれません。

 友人からの「今日何してたの?」

無職中に友人と会うとよく聞かれる「今日はなにをしてたの?」や「最近なにしてるの?」という何気ない質問。相手が無職だろうとなかろうと、何気なくあいさつのように聞かれてしまう(聴いてしまう)質問ですが、無職者にとっては残酷な質問です。

「本読んだり映画みたりしてたよ」というと「自由でいいね~」と言われます。心の中では「全然よくないよ」と思うも、たいがいの場合笑って受け流します。

無職でも実家で不自由なく生きられる環境であった私は、働かなければ生活すらままならない人たちより恵まれている点では確かに「自由でいいね〜」に決まっています。ただ、無職を経験していないからこそそんなことを言えちゃうんだと、その発言の無遠慮さに少し苛立ちも覚えました。「なにをしてるの?」と問われることは、何物でもない自分(例えば、スーパーでポイントカードを作成するときに、自分の職業をなんと書けばいいのか分からない)を意識させられるので辛い質問でした。

やっぱり無職であることについて、なんらかの引け目を感じていたから、あまり自分のことを話したくなかったのだと思います。

ただ、家族や同棲しているパートナーなど一緒に生活している人には、自分が再就職に向けてどんな活動をしているか伝えたほうがいいと思います。あなたは「採用試験で落とされっぱなしで、それを伝えると心配をかけてしまうから・・・」「内定がまだ確定したわけではないから、ぬか喜びさせたくない。正式に内定が決まったときに伝えよう」などと思うかもしれませんが、生活を共にする身近な人には些細なことでも伝えた方がよいでしょう。なぜなら、そのひとは、あなたが無職であるということより、あなたが何を考えているのか?何をしているのか?のほうが心配だからです。就職活動の状況について詳しく伝えなければ、親は「就職する気がなく、ずっと自立しないままなのだろうか」、パートナーは「自分との将来の生活を真面目に考えていないのではないか」と不安を駆り立ててしまいます。就職試験に失敗続きだとしても、頑張る姿が家族を安心させます。

 どうしたら無職期間を乗り切れるか

自分で自分に仕事を与える

仕事がない自分に負い目を感じていた私は、意図的に仕事を作るようにしていました。と言っても、起業やフリーランスの仕事などをするのではなく、ただただ自分に仕事(課題)を課すのです。自分で自分に対し仕事を発注するようなイメージです。自分が仕事の発注者であり、受注者でもある。言葉遊びにすぎないように思えますが、意外と重要なことだと思います。

例えば、毎日ブログの記事を書くようにしたり、毎朝新聞を読む、毎日30分ランニングをする、外国語のテキストを毎日5ページ分やるなど、仕事を作っていました。当然給料は出ません。でも、自分には毎日やるべきことがあると思い込むことで、少しでも自尊心を保てるように努力していました。無職期間中は、こうして何かしら頭なり身体なりを動かしていることが大切です。何もせず部屋に閉じこもっているとそれだけで病んできてしまいます。それはあなたのメンタルが弱いのではなく、どんな人でもそうなります。

就職活動をゲームにする

就職は人生や生活を左右する一大案件ですが、あまり深刻に思いすぎるのもよくありません。深刻に考えれば考えるほど、面接時にそれがぎこちなさとして現れてしまい、うまく話せなかったり、落とされた時に過剰に落ち込んでしまいやすくなります。そうした真面目な人は、少し不真面目なくらいのスタンスで臨んだ方がちょうど良かったりします。例えば、面接は、自分の採用可否が判断される場所なのではなく、社会を知るための会社訪問と捉えてみてはどうでしょうか。実際、就職活動はいろんな会社に潜入できるまたとない機会です。また、面接で相手(面接官)を人間観察してみてもいいかもしれません。自分が面接官から一方的に評価されると思うとどうしても身構えてしまいます。そうではなく、こちらが相手(面接官)を観察するのです。このようにモードを変えるだけでも、少々気持ちが楽になります。また、本当に観察することで、面接官の性格や傾向を掴めるようになり、面接が上達するかもしれません。

このようにゲーム化すれば、それほど結果に深刻にならないで済みます。テレビゲームやスマホゲームで負けたくらいでショックを受ける人がいないように、面接にゲームを賢く取りいれてみてはいかがでしょうか。

WRITER

nakamura

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