初心者向け就職ガイド|面接を受ける際の注意点と対策

転職・就活
転職・就活
転職・就活

前回、前々回は「履歴書の書き方」についてご紹介しました。今回と次回は面接の注意点やマナーについて、実際に就職活動のアドバイスをおこなっているキャリアカウンセラーの方にお話を伺い、ご紹介します。

会社の入り口から面接試験は始まっている

面接対策をする場合、面接の時間でだけ行儀良くしていてもあまり意味はありません。なぜなら面接会場へ向かう廊下や控室などから、応募者に対するチェックはすでに始まっているからです。

面接官に見られていないからといって、携帯電話を触ったり足を崩していたりすると、知らないあいだにマイナス評価を受けてしまうことがあります。面接の際は、会社に足を踏み入れた瞬間から常にチェックされていると思って行動したほうがいいでしょう。

また、控室で待っている時間は、たとえ対策本や資料(その場で配られたものなどは除く)なども見ないほうが無難です。控室で資料のチェックをしていると、当日に慌てているような印象を与えかねません。落ち着きがない素振りも印象を悪くします。資料などは前日までに覚えておき、当日は落ち着いて静かに順番を持つようにしましょう。

頭が真っ白になっても慌てない。大事なのはその場での態度

控室では落ち着いていられても、いざ面接が始まると緊張して上手く答えられない場合があります。しかし、面接の途中で頭が真っ白になってしまっても諦めなくて大丈夫です。

もし面接中に混乱してしまったら、素直に「わかりません」と答えましょう。知ったかぶりをしたり、誤魔化したりするのはあまりおすすめできません。なぜなら上手く答えるよりも、そういう時の態度のほうが重要だからです。

「勉強不足で申し訳ございません。わかりません」「調べてきたのですが、緊張で真っ白になってしまいました。申し訳ございません」など、わからない時や緊張で頭が真っ白になってしまった時は、素直に相手に伝えることが大切です。

失敗を真摯に受け止めた上で、「わかりません。しかし、これから勉強したいと思っています」「ご指摘ありがとうございます」というように、未来に向けてのアピールにつなげていきましょう。

面接官によっては、失敗してしまった時の応募者の態度を見るために、わざと粗を探して突っ込んでくるケースもあります。そういったケースで大切なのは感情的にならないことです。

また、失敗した時や失敗を指摘された時は、怒ったり、泣いたり、大げさに笑ったりするのはよくありません。大げさに笑ってしまうとふざけていると受け取られることもあるので、微笑む程度に抑えておきましょう。

面接では演技をするより自分の言葉で伝えること

面接では、「企業の特徴に合わせて気に入られやすそうなキャラクターを演じたほうがいいのか?」と悩む人もいると思います。面接の場で普段の自分とは違うキャラクターを演じることは有効なのでしょうか。

この問いに対する答えは「演技はしないほうがいい」ということになります。面接官は応募者の嘘などは見抜いてしまうことが多いです。どれほど立派な人物を演じても、大抵の場合はボロが出てしまいますし、何より面接の場で自分を偽るような行為は相手に失礼にあたります。

面接官も人であることを忘れず、誠実に素直な自分を見せることが面接においては重要です。「相手に対して失礼なことはしない」というのが面接を受ける上での基本になるのです。

話す時は結論から。事前の練習で話し方を身に付けよう

面接官との受け答えでだらだらと話すのはよくありません。よくあるケースとしては、最初に長々と説明して、最後に結論を述べるというパターンです。こういう話し方は面接に向いていません。

話し方としては、先に結論から入り、その後、説明や理由を補足していくとよいでしょう。話が長くなってしまうと、面接官に途中で打ち切られてしまうこともあります。基本的には簡潔に答えることが大事です。

ただ、普段からそういう話し方をしない人は、本番だけ意識しても上手くいくとは限りません。そのため、普段から本場へ向けて準備しておくことが大切です。事前にいくつかの質問を想定し、前もって「結論→説明・補足」という話し方を練習しておきましょう。

さいごに

今回は企業面接における注意点と対策についてご紹介しました。履歴書の時と同様に、面接には真摯な姿勢で丁寧に取り組むことが大切です。また、普段の積み重ねがいざという時に態度に出るため、「本番だけ上手くやってやろう」ということではなく、事前にしっかりと準備や練習をしておきましょう。

次回は面接を受ける際のマナーについてご紹介します。更新は10月4日木曜日を予定しています。今回の記事と合わせて、是非そちらもチェックしてみてくださいね。

次回記事:初心者向け就職ガイド|面接の際のマナーに関する4つのポイント

就職ガイド(履歴書編):初心者向け就職ガイド|履歴書の書き方と注意点

就職ガイド(履歴書編):初心者向け就職ガイド|履歴書における趣味や志望動機の書き方

タイトルとURLをコピーしました