学歴フィルターの存在理由
学歴フィルターという言葉を聞いたことはありますか?こんなものがなぜ存在しているのでしょうか?
その理由は、新卒一括採用というシステムに関係しています。3月に説明会が一斉に解禁されるなど、採用時期が統一されている新卒採用では、一度に膨大な数のエントリーがきます。会社によっては数千人レベルの応募があることも。こうなると彼らをひとりひとり精査することは難しいため、その膨大な人数を絞りこむために学歴フィルターが存在していると考えられています。
もちろん、学歴が低くても、高学歴の人より能力の高い人はいます。でも、こうした希少な人を低学歴の人たちの中から見つけ出すことと、高学歴の中から能力の高い人を見つけ出すのとでは、後者の方がラクだし出会いやすい。こう、採用する側は踏んでいるのです。
では新卒採用ではなく、中途採用ではどうでしょうか?中途採用は、新卒採用の時ほどには一度に膨大なエントリーはきません。したがって、学歴フィルターをかける必要があまりなく、人柄や能力をちゃんと吟味してくれやすいと考えられます。
それに中途採用時には、企業は学歴よりもやはりキャリアを重視するようになります。そもそもなぜ新卒採用で、なぜ学歴フィルターがあったかというと、大学生は就業経験がないので学歴ぐらいしか評価できる指標がなかったからです。
また、考えてみれば当然のことですが、学歴は大学受験当時の(多くの場合は高校3年生時の)実力を測るものでしかありません。学歴は、(大卒の場合)18歳頃のあなたの実力を測ったもので、転職を考えている今のあなたの実力を証明するものではありません。例えば、高学歴でも言われた仕事しかやってこなかった30歳と、低学歴でもバリバリ仕事をこなしてきた30歳とでは、後者の方が人材価値は高いと言えるでしょう。
低学歴で大手に転職するには
ということで、新卒採用よりも中途採用の方が、低学歴でも大手に入社できる確率は高まります。繰り返しますが、その理由は即戦力が求められる中途採用時は、学歴よりもキャリア(能力)の方が重視されるからです。
キャリアを積んでおくことが大切です。例えば、マーケティング職の求人があったとしましょう。マーケティングの経験がないけど興味はある高学歴の人と、マーケティングを専門にキャリアを積んできた低学歴の人とでは、即戦力はどちらでしょうか?後者ですよね。
だから低学歴から大手企業へ転職するには、なんとなく仕事をこなすのではなく、目に見える実績づくりをしておくことが重要です。営業であれば「1ヶ月で◯◯万円を売り上げた」、マーケターであれば「アクティブユーザー数を150%アップさせた」などの明確な実績があれば説得力があります。
実績が目に見えにくい仕事をしている場合はどうしたらいい?
数値では実績を表しにくい仕事もあるかとは思いますが、だとしても何らかの成果指標を持って業務に当たることが重要です。
例えば、営業事務などバックオフィスの人は、自分の仕事が直接的に数字として成果が表れにくいかもしれません。そうだとしても、無理くりにでも成果指標を自ら設定しましょう。例えば営業事務職は、営業マンがどれだけ効率的に働けるかをバックアップする仕事だと思います。であれば、営業マンの残業時間をどれだけ減らせるかが成果指標の一例になってくると思います。これに付随して、残業時間削減→電気代減などとして証明できれば、なおさら説得力が増してきます(残業時間削減のための具体的な行動策としては、業務効率改善のためのワークシート作成や新たな営業支援ツールの導入などがあると思います)。
このように成果が目に見えにくい仕事でも、どうにか成果指標を見つけていきましょう。こうやって自分の仕事の効果測定をするのも大切な仕事だったりします。チャレンジ→効果測定(反省)→改善を繰り返していくことで、少しずつかもしれませんが必ずあなたのキャリアを積み上げていくはずです。
自分一人でやるのは不安だという方は・・・
「私はそうやって仕事をバリバリこなせないので、実績なんて作れない」「学歴差別はまだあるし、その被害を今被っている」「低学歴からでもキャリアアップしたいけど、毎日の仕事に対する、具体的な行動策までは思い浮かばない」などという人は、キャリアのプロに相談してみましょう。CHOICE!では、国家資格を持ったキャリアコンサルタントが、悩みのヒアリングから現状に対する改善策まで丁寧に応対してくれます。
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