周りの人に協力してもらうことの重要さ。忙しいママの負担を減らすために

ワーキングマザー
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今の時代は昔に比べて共働きが増えました。子どもが生まれてからも、ワーキングマザー(ワーキングママ)として仕事と育児の両方をこなす女性は多いです。

しかし今は昔と違って核家族が一般的であるため、ママが働いていても代わりに子どもの面倒を見てくれる人はなかなかいません。とは言え、やはり第三者が育児を手伝ってくれるとママの負担が減るのも事実です。

今回はいかにして周囲の人に育児に協力してもらうかについて、前回に引き続き、ご自身もワーキングマザーとして家事・育児と仕事を両立されているキャリアカウンセラーの方にお話を伺いました。

何をするわけでなくても誰かがいてくれると助かる!

「育児に協力する」と言うと肩肘張った印象を受けますが、実は第三者が一緒にいるだけでもママの負担を軽減することができます。

子どもが小さいうちは、ママは子どもから目を離すことができません。ママが子どもから目を離さず何か別のことをするのはなかなか難しいです。

しかし例えば、おばあちゃんが子どもの相手をしに来てくれたりすると、ママは子どもから目を離して別のことをすることができます。また友達と家族ぐるみの付き合いで一緒に食事をしたりすると、子ども同士で一緒に遊び始めたりするため親たちはひと息つけることも。

このように、何をするわけでなくても誰かが一緒にいる時間が増えると、ママの負担が減ることが多いのです。今の時代、実家に帰省するのはお盆とお正月だけという方も多いかもしれませんが、もっと気軽に帰省したり親や友達に遊びに来てもらったりすると、育児の負担軽減につながるでしょう。

交友範囲を広げていくことで、よりたくさんの大人と協力し合えることも

両親や友達など、既に関わりのある人たちに育児を手伝ってもらう方法も有効ですが、新しい交友範囲や人間関係を増やしていく方法もあります。

例えば、子どもが習い事をしている場合、習い事先で知り合った親同士が仲良くなることがあると思います。そうすると、忙しい時は習い事の送迎をお互いに頼み合うなどもできるでしょう。

「時間がいくらあっても足りない」というのはどの親も共通の悩みですし、助け合ってお互いに時間を作れるようにすれば、ウィンウィンの関係になれるでしょう。

また、週末にパーティーをおこなったり、友達親子とキャンプへ行ったりなど人が集まれる機会を作るのもおすすめです。たくさんの大人で子どもの面倒を見られますし、いろんな大人とふれあうことは子どもの教育にもプラスになるでしょう。

便利な家電やサービスを利用しても、ママの自由時間は増えない?

ママの負担を軽減するという意味では、食器洗浄機やロボット掃除機といった家電を使う方法や、ハウスクリーニングのような家事代行サービスを利用する方法もあります。家事の手間が省けるため、一見ママの負担は軽くなるように思いがちですが、実はそう単純な話ではない……という場合が多いようです。

確かにママが家事に割く時間は短くなるかもしれませんが、ほとんどの場合、代わりに子どもとの時間が増えるだけなのです。このことはママ自身というよりは、どちらかと言えばパパに知っておいてほしいことです。

最新の食器洗浄機を買ったからといって、ママの自由時間が一気に増えるわけではありません。家事の時間が短くなったぶん、育児の時間は長くなることだって多いのです。

もちろん家電やサービスを利用する効果はありますが、それで一気に解決するわけではありません。やはり、いかに周りの人に協力してもらえるかのほうが重要と言えるでしょう。便利な家電やサービスなどはあるに越したことはありませんが、あくまで補助的なものなのです。

色々な人に協力してもらうことで育児について知ってもらえる

色々な人に協力してもらって得られることは、単にママの負担が減るというだけに留まりません。育児の経験が無い人が育児に関わることで、育児の大変さや子どもについて知ってもらうこともできます。

子育てにどこまでエネルギーを注ぐのか、子育てする中で大人として子どもの前でどうあるべきかなど、子育て中の人が日々悩んでいることでさえ、育児の経験が無い人には想像しにくいものです。

また、育児の経験がある人でも、他人の子どもを見ることで子どもによって自己主張の強い子やおとなしい子、手のかかる子や素直な子など一人ひとり全然違うということがわかるでしょう。育児を自分の経験だけをベースに考えても、他人の子育て環境には当てはまらないことは少なくありません。その点でも、「うちの子育てはこんな感じ」というのを知ってもらうことは大切です。

子育て環境を理解してもらわないと手伝ってもらうことも難しいですが、理解してもらうためには説明に時間をかけるよりも、とにかくまず子どもと一緒に過ごしてもらうことのほうが早いことがほとんどです。そうした意味でも、ママは積極的に周りの人に頼っていくとよいのではないでしょうか。

何度か手伝ってもらえば、周りの人もどれくらいまで手伝えるのかがわかってきます。それが結果的にママの負担の軽減へとつながるのです。

ママが子どもを育てる大変さもありますし、ママ以外の人が子どもの世話をする時の大変さもあります。そういったことをいろんな人が育児に関わることで、みんなで知っていくことが大事だと言えるでしょう。

さいごに

今回は、ママの周りの人に協力してもらうことで育児の負担を減らす方法についてご紹介しました。

育児はママひとりで頑張らなくてもいいものです。周りの人に頼ることで育児への理解が進みますし、そうすることで育児をしているママが生きやすい世の中に近づいていくでしょう。「人に頼るのが申し訳ない」という方もいるかもしれませんが、勇気を出して周りの人に手伝ってもらうと、悩みが解決する部分も多いのではないでしょうか。

次回は「子どもとのお出かけ」についてお話を伺います。更新は9月5日水曜日を予定しています。是非そちらもチェックしてみてくださいね。

前回記事:仕事に育児に大忙し!時間のないワーキングマザーがひと息つくには

次回記事:子どもとのおでかけは負担?家族全員がおでかけを楽しむためのコツ

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