30代でニートという状況は焦りや不安がありますよね。「将来生活していけるのだろうか」など、家族にいつまでも甘えるわけには行きませんので、将来を変えるためにはニートを脱出する必要があります。今回はそんな「30歳ニートからの脱出方法」をご紹介します。
なぜ30代でニートになってしまうのか？
さて、なぜ多くの人が高校や大学を卒業して働き始める中で、30代ニートになってしまうのでしょうか？一言でニートといいましてもニートになる理由は人によって違い、様々な理由があります。以下に記載しますので詳しく見ていきましょう。
親が甘やかしているから
30代でニート、引きこもりになってしまう原因には、本人だけではなく、家庭環境も大きく影響してきます。例えば「親が高校や大学を卒業し、仕事をするのが当たり前」という考え方でそれを実践している場合は、子供も同じような道を選ぶ傾向があります。
一方「働きたくないならば無理をしなくていい」「私たちが元気なうちは養ってもいい」という甘やかすような家庭はだんだんと子供の自立心が低下してしまいます。その結果、いつまでも仕事をしなくなり30代に突入し、ニートとなってしまいます。
趣味に夢中だから
仕事をするより、夢中になれる趣味がある場合もニートになってしまいがちです。趣味に没頭している人は好きなことをして生きていくのが良いと考えていて、働かないケースが多いのです。
例えば、人と会わなくても良いオンラインゲームなどでは、「理想の自分」を演じることもできます。また同じようにゲームやインターネットにのめり込む人同士で「働かなくても生きていける」「働いたら負け」といった連帯感を持つこともあります。
夢中になれる趣味があるのは悪いことではありませんが、のめり込みすぎは生活に大きな悪影響を及ぼします。
社会で働く自信がない
働きたいという意欲があって、社会で上手くやっていく自信が持てず、二の足を踏んでしまう人もいます。そもそも仕事をした経験がない場合、自分自身が働く姿をイメージすることが難しいです。経験をしたことがない場面を想像することは難しく、想像できないことに挑戦するのは勇気がいることではありますが、多くの人は学校を卒業し、社会人になるまでに沢山経験をし、成功体験を経て新しい事に挑戦する勇気を得られます。
しかし、成長する過程で大きな挫折であったり、不幸を経験すると新しい事に挑戦するということが怖くなってしまう人もいるのが事実です。その結果「気が付けばニートになってしまった」という方も少なくはありません。
人間関係が苦手だから
引きこもりいなるきっかけとして、人間関係が苦手なことも挙げられます。社会生活をする上で、人付き合いは必須。ニートになりやすい人は過去に人間関係のトラウマを抱えているケースが多く「人と関わりたくないから働きたくない」と思ってしまいます。ずるずると引きこもりを続けた結果「もう何年も家族以外と会話をしていない」というニートも少なくありません。
30歳でニートから脱出するならば今！それはなぜ？
現在30歳でニート生活を送っているのであれば、今すぐ現状から脱出をしましょう。30歳を過ぎてニートを続けることは社会生活や経済面において非常にリスクが高いです。ダラダラニート生活を続けると将来的なリスクが発生します。それはどのようなものなのでしょうか？
社会的信用
ニートに対して社会的な信用というのはかなり低いのが現状です。30代、40代と年齢を重ねるごとに社会的信用の無い人が生きていくハードルが上がっていきます。例えば、あなたが将来車や家を買うためのローンを組みたいと思った時に収入がなければローンを組むことが出来ないでしょう。
社会的な信用がなければ、何か大きな買い物をしようと思った時にお金を借りることもできません。「正社員だから信用できる」というのは乱暴ではあるのですが、ニートの社会的信用が低いことは紛れもない事実です。
経済的に困窮
生活をしていく資金があれば良いのですが、それにも限度があります。親のお金があてにならない状況に陥った時、「生活保護を受けなければ生活ができない」ということにもなりかねません。更に言うと、生活保護にも審査があるため、申し込みをすれば、誰でも受けられるわけではありません。経済面で困窮した59歳の女性が実の父親の遺体を放置した事件など、高齢になっても無職を続けていると家族や友人を巻き込み事件を起こしてしまう例もあるのです。
30歳ニートから脱出するためには何をするべきなのか？
さて、30歳ニートから脱出をするためには何をしたらよいのでしょうか？今後もニートを続けることで生じる可能性があるリスクを回避したいと思うのならば今すぐにでも行動を開始しましょう。「今更行動を起こしても手遅れなんじゃないか？」と思うかたもいるかもしれませんが、30代なら間に合います。職業訓練に通ってニートを脱出するケース、バイク屋で修行してECサイトを始めるケース。とはいっても30代ニートの就職が簡単なものではないのも事実です。
30代ニートが今すぐすべきこととしてはまず「規則正しい生活をする」ということ、まずは「朝起きて夜寝る」という規則正しい生活を送ることから始めてみましょう。そして「アルバイトにチャレンジすること」経歴が全くない方や、働くことに不安がある場合にはまずアルバイトから始めてみましょう。そして「資格を取得する」就職を有利にするために、資格を取るのも手段の一つです。資格によっては入社をしてから取得をするものもあるのですが、30代ニートから正社員になりたい場合は「資格があるので即戦力になります」といったアピールが必要です。
30歳ニートでも正社員になれる？
30歳のニートでも現状を脱出するためにまずは求人を探す必要がありますが、一体どこで探せばいいのでしょうか？30歳ニートにおすすめの求人を探す方法ですが「地域若者サポートステーションを利用する」ということ。この地域若者サポートステーションは引きこもりやニートから脱出したいと考えている若者をサポートする窓口です。次に「ハローワークを利用する」方法で、働きたくてもどう求人を探せばいいのか分からないときに利用しましょう。
30歳ニートでも就職を成功させる方法
30代ニートの就職というのは決して不可能ではありませんが、簡単ではないというのも事実です。そこで、就職の成功率を上げるためにはどのようにすればよいのでしょう？
まず、何事にも基本は大切であり、30代ニートの就職活動においてもそれは変わりありません。特に就職活動をした経験の無い人の場合人はまずは基本的なポイントからしっかりと確認をしておくことが非常に重要です。
まとめ
30歳ニートから正社員になるのは不可能ではありません。とはいえ、ニートから正社員を目指すのはハードルが高いと思われますが、ニート脱出の第一歩を踏み出せたら、次は正社員を目指し、ご自身の未来のために行動を起こしましょう。
