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『ママ幸プロジェクト』の課題と、シングルマザー・1人親の独自の悩み【中編】


『ママ幸プロジェクト』リーダー、藤原 瑞穂氏

前回は、「『ママ幸プロジェクト』とは一体なに? リーダーにインタビュー」という記事を書いてきました。

今回は「『ママ幸プロジェクト』の課題と、シングルマザー・1人親の独自の悩み」について書いていきます。

記事の内容

●『ママ幸プロジェクト』の課題
●シングルマザー・1人親の独自の悩みと解決方法
●要約まとめ

 

―――: WORLD COMPASS編集部

「」: 『ママ幸プロジェクト』リーダー、藤原 瑞穂氏

 

 ママ幸プロジェクトの疑問と課題

―――前回のインタビューで、『ママ幸プロジェクト』のことを色々と聞きました。今回は『ママ幸プロジェクト』の疑問点を中心に聞いていきたいと思います。

 

「はい」

 

―――ママ幸シェアハウスの部屋数は全部で9部屋しかありませんが、もし10人目の方が来られた場合はどうするのでしょうか?

 

「シェアハウスから車で10分くらいの場所にポラリスの独身社員寮があります。暫くそこで生活をしていただいて、空きがでたらママ幸シェアハウスの方に移動してもらうという形で対応したいと考えております。ただ、あくまでも独身寮になりますので、現在会社と調整中です」

 

―――シェアハウスが空くまでポラリスの社員寮で住むことができれば、9人だけではなくもっと多くの困っているシングルマザーを支援できますね。

 

「はい。沢山のシングルマザーに利用して欲しいですから」

 

―――次に保育園に関しての質問です。
ポラリスが業務提携している『いろのま園』。現状12人しか入れないとのことですが、定員に達してしまった場合どうするのでしょうか?

 

「これに関しては必ずあることだと思います。今は12人枠から19人枠に増やしてもらえるように保育園とかけあっています
他にも現状、『いろのま園』は3歳までという決まりがあるので、3歳から入学前までは別の保育園を探さないといけないという問題があります。『ママ幸プロジェクト』の今後の課題です」

 

―――『ママ幸シェアハウス』の入居者で、別の保育園に預けるということも可能なのでしょうか?

 

「ポラリスでしっかりと働いて頂ければ仕事がある状態なので、そういった手続きを踏むこともできます」

 

―――自由に選択できるのはいいですね。個人的に『心の根っこを育てる』を教育目標としている『いろのま園』が好きなので、定員を増やしていただいて、もっと長くいられる様にしてほしいです!


いろのま園で過ごす赤ちゃん

 シングルマザー・1人親の独自の悩みと解決方法

―――話題は変わりますが、シングルマザー・1人親で一番大変なのは何でしょうか?

 

1人っきりで子育てをしているシングルマザーが大変なのは、子供が病気をしたとき・自分が病気をしたときです」

 

―――全て自分1人でしないといけないですからね。

 

「はい。子供が病気をした場合も十分大変なのですが、自分が病気をした場合はそれ以上に大変です。子供の世話はノンストップ。水分取ったり食事をしないと、自分の体力は一向に回復しませんから。だからシングルマザー・1人親は、子供・自分が風邪を引いたときが一番大変なのです」

 

―――ママ幸シェアハウスに住むと、みんなで助け合えるので大変さは軽減しますね。

 

「その通りです。ママ幸シェアハウスは、そのような育児の大変さを協力しあう場所になっております。
他にもシングルマザーで大変なことは、とにかく収入が低いことです」

 

―――平均年収が240万くらいと言われていますからね。(実際にはシングルマザーの平均年収は243万円(平成28年度厚生労働省調査結果))。

 

「そうです。1人で子供を育てているシングルマザーは、頼れる人がいません。そして子供は病気にかかりやすいので、しょっちゅう休むとなると正社員は難しい

 

―――シングルマザーは非正規が多いのでしょうか?

 

「はい。急な休みに比較的対応していただきやすい、また勤務時間の融通がきく(10-16時勤務など)などの条件も必要になるので、必然的に非正規での雇用が多くなります」

 

―――『ママ幸プロジェクト』に参加すると、正社員にもなれて保育料も会社が負担。住む場所も3万円で借りられ、1つの建物で全てが完結します(保育園・勤務場所・住居)。シングルマザーにとって助かる面が大きいですね。

 

「はい。私自身も助かっております」

 

―――話は戻りますが、藤原さんが心配だと思うシングルマザーの特徴も教えてください。

 

心配なのは、社会と断絶して2人だけの生活を送ってしまっている方です」

 

―――2人だけの生活を送ってしまうと、何か困ったことや不安なことがあった時、対応できないですからね。

 

「そうなんです。基本的に1人で子育てをしているシングルマザーは、仕事が終わるとすぐ帰り、色々と子供の面倒を見なければなりません。そうなると他者とのコミュニケーションが少なくなり、社会から断絶されてしまう方が多くいます」

 

―――『ママ幸シェアハウス』に入居すると、子供を保育園に預けることができて、仕事が終わった後もみんなで夕食を食べながらコミュニケーションが取れます。1人っきりで子育てをしている方は、ぜひ『ママ幸プロジェクト』を利用して欲しいですね。

―――『ママ幸プロジェクト』では、様々な事情によって精神的に安定していない方に対して、取り組んでいることはありますか?

 

「7月から助産師の方に、カウンセリングに来ていただいていおります。シングルマザー同士とはいえ、言えない話もあると思うんです。だから毎月1人当たりの時間は30~40分にはなってしまうかもしれませんが、個別に順番で話を聞いてもらうという時間を設けることにしました」

 

―――『ママ幸プロジェクト』に参加すると、シングルマザー同士でコミュニケーションを取れますし、プロのカウンセリングで心のケアもできるんですね。

 

「はい。これはずっとやりたかったんですよ。カウンセリングは必要だと思っていて、できれば子供も受けさせたい」

 

―――子供もですか?

 

「例えば、子供は親のDVを見ていたり、自分もDVを受けていたりする場合があります。そういう子供達は、心の深いところに傷があったりするので、その部分をカウンセリングでケアしてあげたいというのがあります」

 

―――親にも友達にも話せないことをカウンセラーに話すことにより、少しずつ心の傷が癒されていくということですね。

 

「そうです。カウンセリングをしたいというのは、『ママ幸プロジェクト』を立ち上げる前からずっと考えていて、ようやく7月から来ていただけることになって、今やっとホッとしているんです。
ただカウンセラーから見て、専門家の力が必要そうであれば、心療内科にきちんと受診してもらおうとは思っています」

 

―――そうですね。カウンセリングだけでは治療できない部分もありますから。
今まで話を聞いていて、本当に『ママ幸プロジェクト』の取り組みは画期的だと感じました。最後に『ママ幸プロジェクト』の展望を教えていただきたいです。よろしくお願い申し上げます。

 要約まとめ

●ポラリスが提携している『いろのま園』は、現状12人までしか入園できない。そのため、19人まで入居できるよう調整中。また、『いろのま園』は3歳までとの決まりがあるため、4~6歳の子供をどうするのか、対応策を検討中。
●7月から助産師がカウンセリングに来てくれる。それにより心のメンタルケアが可能に。
●シングルマザー・1人親が1番大変なのは、子供が病気したとき・自分が病気をしたとき。
●子供が病気になった時の急な休みや、勤務時間に融通がきくことから、シングルマザーや1人親はパートなどの非正規が多い。

 

「ママ幸プロジェクト」の詳しい情報はこちら↓↓
ママ、幸せになろうよ    ママ幸プロジェクト

 

前回の記事↓↓
『ママ幸プロジェクト』とは一体なに? リーダーにインタビュー

次回は

『ママ幸プロジェクト』の今後と、シングルマザーの理想の未来

についての記事です。

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