ポイント
●派遣のバックレは、派遣元の会社とあなただけの問題ではない。派遣先も絡んでくるため、最悪バックレると訴えられる可能性も。ただ現状、金銭的・時間的な問題で訴えられることはまずない。
●契約期間中の退職は、先に派遣元に話を通す。先に派遣先に「辞める」と言ってしまうと、会社間のトラブルに発展する可能性がある。
●契約更新時期を目処に辞める場合は、派遣元に「次回の更新はしない」と伝えるだけでいい。
●確実に早く辞めたい場合は退職代行サービスに頼むという手も。
派遣を辞めたい
そのように考えてしまうのは仕方のないことです。人間ですので、仕事をしていると様々な問題が起きてしまいます。それは人間関係だったり、それこそ仕事内容だったりと様々です。その時に一番やってはいけないのは仕事の「バックレ」です。
「バックレ」とは、何の連絡もなしにその日から会社に来なくなることを言います。元は知らないふりをしているという言葉、「知らばっくれる」からきているとされています。
「バックレ」がいけない理由は、単純に会社に迷惑をかけるからです。まだ派遣という立場でなければ、会社とあなたとの問題です。ただ派遣というのは仲介をしている会社があります。
もしそこであなたが「バックレ」てしまうと、あなたと派遣元の会社だけの問題ではなくなってしまうのです。その結果、訴えられるという可能性に繋がっていきます。もっとも裁判には多額のお金と時間が必要なので、一個人が「バックレ」たからと、訴えられる可能性は限りなく低いです。
ただこの記事では「バックレ」をしなくとも、しっかりと派遣を辞めることができる方法を書いていきます。
派遣元に連絡
まず「派遣を辞めたい」と考えた時は、派遣元のコーディネーターに相談をしましょう。そもそも派遣を辞めたいと考えるのは、派遣先の不満か、そもそも派遣に対しての不満かのどちらかです。
もし前者であるならば、コーディネーターに相談をすると、配属先を変えてくれる可能性が高いです。ただやはりその日からというのは難しいので、派遣先の期間を満了するまでそこで働かなくてはなりませんが。それでもそうなると、派遣を辞める必要がなくなります。
次に後者の場合ですが、これは派遣という働き方に不満なのか、そもそもの行なっている業務自体に不満を持っているかなので、コーディネーターはどうすることもできません。この場合はきちんと「辞める」と申告をしたり、退職届を提出しましょう。
1ヶ月前に伝える
基本的に期間の定めのない雇用契約の場合、2週間前に退職届を提出することで会社を辞めることができます。ただ世間一般には、1ヶ月前に退職届を提出して「辞める」という旨を伝えるのが浸透しています。
そして派遣は、期間の決まっている雇用契約なので、多少一般的な会社とは辞め方が違います。なぜなら派遣元である会社に退職届を提出して受理されたとしても、働いているのは派遣先なので、その両者間でトラブルが起きてしまうからです。そのため、派遣で働いているのであれば、まずは派遣先に話を通しましょう。
もちろん、前提に契約期間を終える1ヶ月前であるのならば、「次回の更新はしない」と言うことで派遣契約を切ることができます。
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