高卒の平均年収は?業種別・年齢別ランキング有り

高卒で就職を考える際、特に気になるのが高卒の平均年収ではないでしょうか?そこで今回は、高卒の平均年収を紹介していきます。業種別や年齢別の平均年収も紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!

高卒の平均年収は?

高卒の平均年収は約350万円ほどです。
これは、厚生労働省の賃金構造基本統計調査を参考にしています。

この金額はあくまで平均ですので、実際の年収は企業や年齢などによって変わってきます。

【業種別・年齢別】高卒の平均年収ランキング

それでは、業種別・年齢別に高卒の平均年収をみていきましょう。まずは業種別からです。

業種別

建設業 414万 302万
製造業 383万 261万
情報通信業 476万 367万
運輸業, 郵便業 347万 269万
卸売業, 小売業 423万 290万
金融業, 保険業 553万 337万
学術研究, 専門・技術 サービス業 499万 364万
宿泊業, 飲食サービス業 334万 247万
生活関連サービス業,娯楽業 357万 266万
教育, 学習支援業 542万 380万
医療, 福祉 407万 314万
サービス業 337万 270万

参考:厚生労働統計一覧
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/index.html

男性であれば金融業、保険業、女性であれば教育、学習支援業が一番年収が高くなっています。一番年収が低くなっているのは、男女ともに宿泊業、飲食サービス業のようですね。

年齢別

〜19歳 219万 207万
20〜24歳 243万 223万
25〜29歳 280万 238万
30〜34歳 310万 245万
35〜39歳 342万 253万
40〜44歳 371万 265万
45〜49歳 400万 276万
50〜54歳 418万 277万
55〜59歳 419万 274万
60〜64歳 311万 240万

参考:厚生労働統計一覧
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/index.html

基本的にボーナス等は含んでいませんので、この金額とは多少前後する可能性があります。

年齢別に見ると、男性は50代が一番年収が高く、女性であれば45歳〜59歳の間が高くなっています。

どの金額を見ても男性の方が年収が高くなっていますが、これは女性よりもフルタイムで働く人が多いため、男性の方が年収が高くなっているようです。

高卒と大卒の平均年収を比較

年齢別に大卒と高卒の年収を比較してみましょう。

高卒(男) 高卒(女) 大卒(男) 大卒(女)
〜19歳 219万 207万
20〜24歳 243万 223万 275万 270万
25〜29歳 280万 238万 319万 300万
30〜34歳 310万 245万 386万 336万
35〜39歳 342万 253万 452万 364万
40〜44歳 371万 265万 515万 407万
45〜49歳 400万 276万 571万 431万
50〜54歳 418万 277万 642万 479万
55〜59歳 419万 274万 627万 469万
60〜64歳 311万 240万 462万 413万

大卒の平均年収としては、およそ480万円となっています。高卒の平均年収が約350万円ほどですので大きく差があることがわかります。

それぞれ初任給を比較してみても、
男女計
高卒 16万7400円
大卒 21万200円
大学院修士課程修了 23万8900円
専門・短大卒 18万3900円

男性
高卒 16万8900円
大卒 21万2800円
大学院修士課程修了 23万9000円
専門・短大卒 18万4700円

女性
高卒 16万4600円
大卒 20万6900円
大学院修士課程修了 23万8300円
専門・短大卒 18万3400円
となっており、初任給から大卒の方が高くなっていることがわかります。

初任給だけ見ると大卒と高卒は4、5万程しか変わらず、大学の授業料などと比べると高卒の方がいいように感じます。しかしながら、生涯年収や平均年収で考えた際にこの小さな差が大きく違いを生みますので、そこまで考えて大学進学を検討するといいかもしれませんね。

高卒の平均年収を上げる方法

これまでは実際の高卒の年収について紹介してきましたが、その年収の金額より高い年収をもらうにはどうしていく必要があるのでしょうか?紹介していきたいと思います!

まず、高卒で入社する前には、給料が上がりやすい会社を選びましょう。というのも、特に事務職に就職してしまうと、給料を上げることが難しくなります。理由としては、近年のパソコンソフト、AIの発達から事務職の存在価値自体が下がっているからです。

業界で言うと、サービス業よりも金融や保険、証券といった業界の方が初任給から給料をあげやすくなっています。また、大手企業より中小企業を選んだ方が給料が上がりやすいと言う考えもあります。多くの人が大手の方が給料がいいのでは?と考えるかと思いますが、大手企業だと出世が難しくなるため、その分給料が上がる可能性が低くなっています。

ですので、高卒で給料をあげたいという方は、役職につきやすそうな企業を選ぶという方法がいいかもしれません。就職前には一度キャリアプランを描くと、より実感できるかもしれません。

キャリアプランでは、どのような仕事をしていくのかや、その仕事をするために必要なことなどを具体的に書きましょう。就職してずっと働くのか、それとも転職してキャリアアップを図るのか、事前に計画しておくことで、より理想の未来に近づくことができます。

実際に就職した後は以下の方法で給料アップを狙いましょう。

・専門的なスキルや能力を身につける
基本的に会社は需要と供給で成り立っていますので、その会社が求めている知識やスキルを持っていれば、自ずと給料は上がります。近年であれば、ITやWeb、通信関連の技術、経営、半導体や電子機器の知識は持っている人が少ないため、身につけていれば、あなたの市場価値が上がります。

また、これらの内容が苦手、難しいという方は資格に挑戦するのも一つの手です。例えば、不動産関連であれば宅地建物取引士資格を持っていれば、給料が上がるなど、業種や資格によっては持っていることで給料が上がることがありますので、挑戦してみるのも手です。

おすすめの資格としては、先ほど挙げた宅地建物取引士資格やMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)、日商簿記検定などがおすすめです。

・業界で実績を積んで転職する
中小企業等で実績を積み、大手企業でも発揮できるくらいの知識が身に付いたのであれば、転職をするのも一つの手です。経験を積んでいることで、大手企業へ行っても役職につくことが期待できます。また、役職につかなくても給料が高い企業はいくつかあるかと思いますので、調べてみるのもいいかもしれません。

以上のような取り組みを行って、年収をあげてみてください!

まとめ

今回は、高卒の平均年収を紹介してきました。高卒の平均年収は約350万円ですが、それを年齢別、業界別で見ることで、その平均年収がどのくらいかわかりやすかったかと思います。大卒の方が、初任給や年収は多くなりますが、スキルアップをしたり、役職についたりすることで大卒の年収より多くもらうこともできます。

今回は年収を上げるためのコツも一緒に載せてありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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