新卒で就職はしたものの、やはり大手企業で働きたい、そのように思うかたも多いのではないでしょうか?社会人として働きだしたからこそそう思うのかもしれません。ですが第二新卒となるとなかなか大手企業への転職は難しいとは思っていませんか?確かに簡単ではありませんが、大手企業の転職の道はあります。今回は第二新卒の人が大手企業へ転職を行うためにどのようにしたらいいかを解説していきます。
Contents
第二新卒が大手企業に転職をすることは可能なのか?
まず第二新卒の方が大手企業に転職をする道というのは厳しいとは言われています。ですが第二新卒だからこそのメリットがあるのも事実です。もちろん新卒比べれば厳しい戦いになるかもしれませんが、メリットやデメリットをよく理解した上で行動をしたり積極採用が行われる企業職種などを選んだりすることで第二新卒からでも大手企業への転職は可能となります。
第二新卒でも積極的に採用している大手企業はある
まず大手企業の中には第二新卒を積極的に採用している会社もありますが、慢性的な人材不足の業種や新卒の採用が計画通りにいかず、意図せず人材不足になってしまった企業などがその一例となります。そうなってくると第二新卒の採用にも積極的になっていくのでしょう。若い労働力でありながら既に社会人としてのマナーとスキルを身につけている第二新卒の方は育成コストも抑えることから獲得すべきターゲットだとも思われています。
まず「トヨタ自動車」は中途採用を大手求人サイトや転職エージェント、トヨタ自動車公式サイト内などで募集をしています。選択肢が多いのでご自身に合ったエントリー方法を探すことも可能ですし、募集職種はエンジニアなどの技術職系や事務系の作業のどちらかになります。大手メーカーとして多くの社員を抱えているトヨタ自動車には中途採用の人も多いことからスキルや本人のやる気次第で活躍できる環境が整えられている点は魅力でしょう。
次に「ソニー」です。大手電機メーカーとして常に上位に位置する層には人気が高いので中途採用としての難易度は高めです。公式サイトからの直接のエントリーも可能でありますが、転職エージェントなどを経由しエントリーする方が確率アップします。エントリーする人が多いのでエージェントからの推薦があれば採用担当者に直接訴えかけられているので有利に働く可能性があります。「シャープ」 は、日本のものづくり文化と伝統を支える大手工業系のメーカーです。
技術職ではそのものづくりの底力を発揮したやりがいが得られるでしょう。海外との提携なども多いので英語力を問われるシーンも多いため、職種を問わず語学力の対策を事前にしっかりとしておきましょう。 そして「味の素」は中途採用が少なくてあまり情報公開をされていないことから、電飾は高難易度と言われています。多くの人たちは転職エージェントを利用して転職活動を行っているようです。
非公開案件を入手できるエージェントならば対策を練り挑むことも可能です。基本的にどの分野でもスキルや知識のある人を採用しますので得意分野に特化したアピールをすると良いでしょう。 その他日本航空や IT 企業ですとヤフーやサイボウズ、メルカリ、ワークスアプリケーションズ、サイバーエージェントなどがあります。
第二新卒は大手企業に転職するべきなのか?
大手企業の転職が必ずしも思い描く未来への懸け橋になるかどうかはわかりませんが、ただ単純に大手企業の方が給与や待遇が良いからという理由だけではなくて、転職したい理由を考え直してみてください。転職先で自分のやりたいことができるのかどうかを確認することも大切になります。その上で第二新卒から大手企業に転職するべきかどうかを考えましょう。
第二新卒が大手企業に転職をするメリットとデメリット
さて第二新卒が大手企業に転職をするメリットとデメリットについてこちらで解説をさせていただきます。
メリット
まず、メリットの一つ目は「即戦力ではなく将来性を期待してもらえる」。第二新卒で大手企業に転職するメリットとは新卒の頃とは違い将来性が期待値を加味して採用されるケースが多いことです。偏食の人に対し企業は即戦力を求めがちです。ですが第二新卒の場合は、前職での経験は長くても3年程度と経験が浅いことを理解した上で採用を決定するわけなのですから必要なスキルが完全に伴っていなくても働き始められることは大きなメリットです。
メリットの二つ目「実践的なスキルを身につける研修や指導」があることです。第二新卒を積極採用している企業の場合は新卒を多く採用している企業よりも研修が少ないこともあるそうです。第二新卒や転職組が多い場合は既に社会人としてのマナーやルールを守るための研修を終えていると判断されるのでしょう。ビジネスの基本部分の研修は省きより実践に役立つ研修がある場合もあるのでムダの無さも大きなメリットになるでしょう。
メリットの三つ目ですが、「生活を安定させられる」ということ。第二新卒の人が大手企業へ転職を考える際に、福利厚生や仕事のやりがいと同じくらいに重きを置くのは、大手企業の安定感かもしれません。給与の面でも福利厚生の充実でもしっかりとして安定感があってこそ大手企業です。その知名度からは社会的信用も高く経営も安定していることが多いので、安定して安心できる生活維持することが可能です。働く質をアップし、生活の気持ちも安定できるのは大手企業ならではのメリットでしょう。
デメリット
さてメリットは何なのでしょうか?まず一つ目に「若手が活躍できるチャンスが少ない」ということです。大手企業には大手企業のやり方があって中小企業などのように若手の社員でも努力次第で成果を上げたことに評価を得られないケースも多々あります。人数が多い大手企業はどうしても縦社会になる部分も強くて、若手が成果をあげてもそれは直属の上司の手柄となることも珍しくありません。
仕事のやり方や取引先との関係性など、業務に関する提案も若手からの声が反映することはあまりないこともあり、即戦力として社会に貢献したと考えている人にはチャンスの場を探すだけでも一苦労するかもしれません。 デメリットの二つ目としては「やりたい仕事ができない可能性の方が高い」ということです。大企業は良くも悪くも組織として成立しており、即戦力で働ける知識やスキルがあったとしても希望の職種や部署にいきなり配属されるとは限りません。
たとえ希望の部署に配属をされても希望する業務を最初から任せてもらえることは少ないでしょう。やりたい仕事や職種がある人にはその職種に就くためにはどうすればよいかを事前に確認して対策を練っておく必要があります。それでも最低でも1~2年は修行のように実績を積む可能性は高いです。地道に実績を積んで成果を出してようやくチャンスが回ってくるのかもしれないと思う必要があります。
まとめ
さていかがでしたでしょうか?第二新卒としての大手企業への転職は決して簡単なものではありませんが、可能性はゼロではありませんので諦めず希望の転職に向けてが頑張りましょう。
コメント