正社員になりたいと考える人は、数多くいます。一方で、正社員からフリーターになりたいという人も一定数いることは事実です。一般的に考えると、収入や待遇面が安定している正社員のほうが幸せだと考えるでしょう。
では、正社員からフリーターになろうと考えるのはどのような理由からなのでしょうか。フリーターとして働くことは幸せなことなのでしょうか。正社員からフリーターへ働き方を変えることは幸せなことなのか、詳しく読み解いていきましょう。
どうして正社員からフリーターになるの?
大半の人が正社員になりたいと就職活動に励むものです。しかし、正社員からフリーターになりたいと考える人もいます。正社員からフリーターになりたいと考えた時、正社員として働く仕事環境が悪く、精神的に辛くなってしまった人や、別の目標が出来て辞めたいと考える人等、理由はさまざまです。
正社員からフリーターになりたいと考えた時、人間関係に悩み、今の職場が耐えられなくなったというケースが最も多い理由としてあげられます。この理由の場合、フリーターになりたかったわけではなく、「今の職場から解放されたい」と気持ちが本音なのです。
それならば、正社員として別の会社に再就職を目指すべきではないかと考える人もいるのではないでしょうか。転職活動は、簡単なことではありません。一方、正社員からフリーターになることは、難しいことではありません。そのため、転職活動をして再就職を目指すのではなく、フリーター生活を始めてしまう人が多いのです。
また、夢や目標が出来たため、フリーターをしながら夢を目指したいと考える人もいることでしょう。俳優や音楽系、漫画家等、クリエイティブ系や芸能系を目指す人が多い傾向にあります。フリーターの場合、シフトも自由に選択することができ、夢と両立しやすい環境をつくることができます。そのため、フリーターという働き方を自ら選択し、夢を目指す人が多いのです。
正社員からフリーターになるメリットとは
正社員からフリーターになった時、さまざまなメリットがあることも事実です。正社員として働いている場合、自由な生き方をすることはできません。会社によっては、残業があったり、休日も固定ではないところもありますよね。毎日8時間以上働き、会社に拘束されているような日常に、窮屈さを感じる人もいます。
フリーターの場合、自由にシフトを選べることも多いため、自由な時間や自分の時間が欲しい人には、適していると言えるでしょう。正社員の場合、希望の休日を取れない場合もあるため、プライベートの予定が立てずらいという人もいることでしょう。そのため、フリーターならば、プライベートの予定を立てたり、夢と両立することもできるため、適している働き方として選択する人が多いのです。
正社員の時、自由がなく苦しいと感じていた人には、フリーターとしての働き方は、合っている働き方なのではないでしょうか。自分の時間が増えることで、生活に充実感を感じる人も少なくありません。その変化を楽しめるかどうかがとても重要です。
また、フリーターの場合、正社員の時よりも業務で生じる責任が軽く、仕事でのストレスも減る傾向にあります。正社員の時、仕事へのプレッシャーやストレスを重く感じていた人にとっては、精神的ストレスも減るため、メリットと言えるのではないでしょうか。
毎日の仕事が楽だと、仕事に対して苦痛を感じることは少なく、仕事へ憂鬱な気持ちを抱くことはないですよね。精神的なプラスの変化を感じることは、働き方を選択する上でとても重要なことなのです。必ずしも正社員として働くことが幸せだとは言い切れないのです。
正社員からフリーターになった人の未来とは
正社員からフリーターになると、最初は、少しの間だけと考えていたつもりでも、フリーター期間が長くなってしまう人も少なくありません。フリーターの場合、人間関係も淡白であり、業務で責任の大きい仕事を任されることもほとんどありません。そのため、再就職のを先延ばしにしてしまい、フリーター生活から抜け出せずに、長く続けてしまう人も多いのです。しかし、フリーター生活を長く続けてしまうと、ブランク期間が大きくなってしまい、再就職に影響を与える可能性はあります。再就職を決意した時に、苦戦する可能性もあるのです。
また、フリーターの場合、社会的信用が低くなってしまいます。例えば、住宅ローンやクレジットカードの作成、アパートの契約等の社会的行動に制限がかかってしまう可能性もあります。正社員の場合、収入が安定しているため、社会的信用も高くなります。
そして、正社員からフリーターになった時、一番感じる変化は、給与や社会保険の待遇面ではないでしょうか。給与は、正社員の時より、下がってしまったという人がほとんどでしょう。そのため、副業やダブルワーク等で、いくつかアルバイトを掛け持ちし、収入を確保している人も少なくありません。正社員からフリーターになろうと考えている人は、1ヶ月どのくらいで生活できるのかをしっかりと考えて、検討したようがよいでしょう。
また、正社員の場合、社会保険は給与から天引きでした。フリーターの場合、社会保険に加入できる場合もありますが、場合によっては自分で負担する可能性もあります。
一方、労働時間は、正社員の時と比べて減ったという人が多い傾向にあります。少なくなった収入でも生活できるのであれば問題ないですが、生活できない状況ならば、仕事を増やし、収入を得ることになるため、結果的に労働時間が正社員の時よりも増えてしまったという人も少なくありません。それほど、正社員からフリーターになった時は、収入面に影響が出る可能性が高くなります。フリーターになっても、生活できる収入を得られるのかをしっかりと考え、行動にうつすようにしましょう。
まとめ
さて、正社員からフリーターになることについて詳しくみていきましたが、いかがでしたでしょうか。正社員の仕事が辛く感じ、フリーターになろうと考える人は少なくありません。正社員として働いている時に感じる苦痛は様々なものがあります。仕事に責任が生じることで、プレッシャーとなってしまったり、人間関係を悩んだりと精神的なストレスを感じている人は多いことでしょう。
フリーターの場合は、自分の時間を自由に確保することができ、仕事での責任もなく、精神的にとても楽になることができます。正社員からフリーターになった直後は、自由な時間が増えて、ストレスのない生活に幸せを感じる人も多いことでしょう。
しかし、フリーターの場合、正社員と比べて収入が不安定だったり、社会的信用が低かったり等、デメリットがあることも事実です。正社員とフリーターの働き方には、それぞれにメリットやデメリットがあるのです。
自分自身の働き方を選択する時に重要なことは、何を一番重要視するのかを分析し、働く自分の軸をしっかりと定めることです。収入を安定させることなのか、自由な時間を確保することなのか、人それぞれ働く軸は異なります。正社員からフリーターになろうと考えている人は、まず自分の軸はどこにあるのかを考え、分析していきましょう。
自分の軸に合った働き方を選択をすれば、フリーターと正社員のどちらの働き方を選択したとしても、幸せな働き方と言えるのではないでしょうか。
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