中学校を中退して小卒になったけど、就職することはできるのか?疑問に思う人も多いのではないでしょうか。今回は、小卒で就職できるのかや小卒の有名人を紹介していきます。
小卒とは?
小卒とは最終学歴が小学校卒業の人のことを言います。ただ、戦後の日本で生まれ育った人の場合は基本的に存在しません。理由としては、中学校は義務教育であり、1日も登校しなくても自動的に卒業扱いとなるからです。
法律上でも、小、中学校は、出席日数は進級・卒業認定の要件と定められておらず、1日も出席しなくても校長の裁量によって、子どもの家庭や学校以外の場での学びと成長を評価して進級・卒業を認めることができるようになっています。しかしながら、不登校や中退などの理由で中学校に通わなかった場合はこの学歴となります。
小卒・中卒の有名人
小卒
田中角栄
田中角栄は、1918年(大正7年)5月4日生まれの日本の政治家です。16期衆議院議員、第12代郵政大臣、第67・68・69代大蔵大臣、第33代通商産業大臣、第64・65代内閣総理大臣を歴任しています。田中角栄は二田高等小学校を卒業していますので、学力的には中卒レベルだったことが窺えます。
特に大蔵大臣就任時の短い挨拶は心に残るものだったようです。
「私が田中角栄だ。小学校高等科卒業である。諸君は日本中の秀才中の秀才代表であり、財政金融の専門家ぞろいだ。私は素人だが、トゲの多い門松をたくさんくぐってきて、いささか仕事のコツを知っている。一緒に仕事をするには互いによく知り合うことが大切だ。われと思わん者は誰でも遠慮なく大臣室に来てほしい。何でも言ってくれ。上司の許可を得る必要はない。できることはやる。できないことはやらない。しかしすべての責任は、この田中角栄が負う、以上」
本田宗一郎
本田宗一郎は、本田技研工業の創業者です。15歳の時に東京の自動車修理工場アート商会に丁稚奉公することを決意したため、最終学歴は小卒となっています。
松下幸之助
松下幸之助は、パナソニックを一代で築き上げた経営者です。尋常小学校を4年で中退し、9歳で宮田火鉢店に丁稚奉公に出されたため、小卒となっています。
松本清張
松本清張は推理小説作家です。「砂の器」「鬼畜」「天城越え」「ゼロの焦点」などの作品で知られています。生家が貧しかったため、板櫃尋常高等小学校を卒業後、株式会社川北電気企業社小倉出張所の給仕に就職しました。
中卒
山田孝之
1983年生まれの俳優です。どこでも良いから受験しろと言われて、偏差値が低い高校を受験しましたが、結果的に不合格となりました。そこで進学は諦めて、芸能活動に力を入れ出したようです。
亀田三兄弟
大阪府出身のボクサーです。三兄弟ともボクシングに専念するために中卒となっています。世界チャンピオンにもなっています。
西川きよし
1946年生まれのタレントです。家庭の困窮のために、最終学歴が中卒となっているようです。
小栗旬
1982年生まれの俳優です。高校との両立が難しく、1年間休学しましたが、最終的には明星学園高校を中退しているため、中卒となっています。
熊谷正寿
GMOインターネット株式会社の創業者であり代表取締役会長兼社長です。國學院高等学校を中退しているため、最終学歴は中卒となっています。
家入一真
連続企業家でありCAMPFIREなど数々のベンチャー企業の社長です。玄海高等学校を中退しているため、最終学歴は中卒となっています
小卒で就職することはできる?
小卒で就職することは不可能ではありません。学歴不問の職業であれば働くことができます。ただ、働くとしてもアルバイトやパート、肉体労働などになることが多いようです。
そういった働き方が嫌な場合は、フリーランスとして働くといいかもしれません。中には、小卒(小卒状態)でフリーランスとして働いているという人もいるようです。
小卒、中卒で就職するには
就職しやすい業界を選ぶ
小卒、中卒でも就職しやすい業界がありますので、その業界を狙いましょう。就職しやすい業界は以下の業界です。
営業職
大工
プログラマー
サービス業
介護
警備員
接客・飲食
公務員
工事現場
運転手
資格を取得する
小卒、中卒で就職するには、学歴面をカバーできるように資格取得に挑戦してみましょう。特につきたい職業があると言う方は、その職に関連した資格を取得しておくと転職も容易になります。
資格では、「日商簿記検定」「TOEIC® Listening & Reading Test」「秘書検定」「宅地建物取引士(宅建士)」「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)などがおすすめです。
転職エージェントに相談する
小卒、中卒で就職するには、どのように進めていけば良いのか、書類は何がいるのか、疑問に思うことが多いのではないでしょうか。そんな時は転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントでは、待遇や職種など利用者の希望に沿った企業を探してくれることはもちろん、履歴書の添削や模擬面接の実施まで行ってくれます。つまりあなたが就職するためのサポートを全て行ってくれるのです。しかも、会員登録さえすれば無料でこれらのサポートが受けられますので、転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントについて
転職エージェントは民間企業が運営するサービスで、転職相談から、面接練習・履歴書の書き方のレクチャーなどまでサポートしてくれます。転職エージェントも企業から報酬を得る仕組みですので、相談は無料で行うことができます。ただ、相談は対面になりますので、現地に行くまで交通費は自己負担となります。
転職エージェントで相談することで、プロの視点から客観的に判断してくれます。つまりあなた自身を違う見方で見つめ直すことができるのです。また、相手もプロですので相談できる幅が広く、質の高い返答を求めることができます。
それだけでなく、転職エージェントであれば非公開の求人も紹介してくれることがありますので、あなたにあった転職先を提示してくれるかもしれません。ただ、転職エージェントは審査基準が厳しいため、全員がサービスを受けられるわけではありません。しかしながら、審査基準に達していれば手厚いサポートを受けることができますので、一度挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
転職エージェント
・doda
https://doda.jp/
・マイナビエージェント
https://mynavi-agent.jp/
・リクルートエージェント
https://www.r-agent.com/
・Geekly(ギークリー)
https://geekly.co.jp/
・type転職エージェント
https://type.career-agent.jp/
・ワークポート
https://www.workport.co.jp/
・パソナキャリア
https://www.pasonacareer.jp/
・ハタラクティブ
https://hataractive.jp/
・就職Shop
https://www.ss-shop.jp/
・DYM就職
https://www.dshu.jp/
まとめ
今回は、小卒で就職できるのかや小卒の有名人を紹介してきました。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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