失業給付金とは?期間や受給資格について解説します

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失業給付金とは?期間や受給資格について解説します

失業した際に、多くの人が失業給付金受給を申請すると思います。しかしながら、期間や受給資格について、わからないことも多いのではないでしょうか?

そこで今回は、失業給付金の期間や受給資格について解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。

期間を知る前に失業給付金について知っておこう

失業給付金とは、雇用保険という制度から払われる手当のことを言います。失業給付金は、会社の都合で失業した場合はもちろん、自己都合退職の場合や定年退職の場合でも雇用保険に加入していれば、次の勤務先が見つかるまでの期間手当を受給することができます。この失業給付金は、失業手当や失業保険とも呼ばれますが、この2つは公的には使用されません。

失業給付金と深く関わりのある雇用保険法の第1条では、雇用保険法の目的が明確にされています。

第1条(目的)
雇用保険は、労働者が失業した場合及び労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合に必要な給付を行うほか、労働者が自ら職業に関する教育訓練を受けた場合及び労働者が子を養育するための休業をした場合に必要な給付を行うことにより、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに、求職活動を容易にする等その就職を促進し、あわせて、労働者の職業の安定に資するため、失業の予防、雇用状態の是正及び雇用機会の増大、労働者の能力の開発及び向上その他労働者の福祉の増進を図ることを目的とする。

つまり、失業給付金は失業中の再就職活動を容易にするという目的があることがわかります。

これらの失業給付金を管理運営しているのは厚生労働省ですが、手続き等は各地区にあるハローワークで行います。

失業給付金の金額

失業給付金の受給額は、「給付日数×基本手当日額」で決定します。基本手当日額は「基本手当日額 = 賃金日額(退職前6カ月の賃金合計÷180) × 給付率(50~80%)」で算出されます。ただ、基本手当日額と賃金日額は上限があり、年齢によって上限も変わります。基本手当日額と賃金日額の上限は以下になります。

年齢 基本手当日額 賃金日額
29歳以下 13,630円 6,815円
33〜44歳 15,140円 7,570円
45歳〜59歳 16,660円 8,330円
60〜64歳 15,890円 7,150円

また、賃金日額によって給付率が異なります。

年齢 基本手当日額 給付率
29歳以下 2,500円以上5,010円未満 80%
5,010円以上12,330円以下 50〜80%
12,330円超13,630円以下 50%
13,630円(上限額)超
33〜44歳 2,500円以上5,010円未満 80%
5,010円以上12,330円以下 50〜80%
12,330円超15,140円以下 50%
15,140円(上限額)超
45歳〜59歳 2,500円以上5,010円未満 80%
5,010円以上12,330円以下 50〜80%
12,330円超16,660円以下 50%
16,660円(上限額)超
60〜64歳 2,500円以上5,010円未満 80%
5,010円以上11,090円以下 45~80%
11,090円超15,890円以下 45%
15,890円(上限額)超

失業給付金のメリットデメリット

失業保険を受給するメリットとしては、以下が挙げられます。

・次の就職先が決定するまで経済面で安心できる
手続きは大変ですが、申請することで次の就職先決定まで一定額の収入を確保できます。今までの給料と全く同じ金額は難しいとしても、その何割かを受給することができますので、生活することは可能です。

・職業訓練を受けることができる
収入があることで、職業訓練を安心して受けることができます。職業訓練を受けることで、より次の就職先が見つけやすくなります。

・転職先をしっかり探せる
失業保険が受給されることで、多少なりとも時間に余裕ができます。ですので、しっかりと次の就職先を見つけることができます。

デメリット
・雇用保険の期間がリセットされる
1番のデメリットとしてはこれが挙げられます。失業保険の仕組みとしては、期間が長い人の方が多くもらえるようになっていますので、それがリセットされるのはデメリットになります。

・自己都合で退職した場合様々な制限が
自己都合で退職した場合は、様々な制限がされることがあります。再就職した際の手当がもらえなかったり、給付期間が短くなったりするので気を付けましょう。

失業給付金の期間について

失業保険を受給できる期間は、90日から150日間です。年齢や被保険者の期間によって、日数が異なるようです。詳しくは以下の表を参考にしてください。

被保険者期間
年齢 1年未満 1年以上5年未満 5年以上10年未満 10年以上20年未満 20年以上
30歳未満 90日 90日 120日 180日
30歳以上

35歳未満

90日 120日 180日 210日 240日
35歳以上

45歳未満

90日 150日 180日 240日 270日
45歳以上

60歳未満

90日 180日 240日 270日 330日
60歳以上

65歳未満

90日 150日 180日 210日 240日

失業給付金の期間に当てはまる人は?

失業給付金は失業した人全員が受給できるわけではありません。受給するためには、ハローワークに、受給資格があることを判断してもらう必要があります。その資格を紹介します。

①就職先を探している
まず最初に、次の就職先を探していることが大前提として必要です。ただ、その中でも条件として、「就職できる能力はあるが、本人やハローワークの努力によっても職業に就くことが出来ない」といった失業状態になければいけません。

つまり、病気、怪我、妊娠、出産、育児などですぐ再就職することができない人や、定年で退職してしばらく休養を考えているという人は対象外になります。

また、ハローワークにも積極的にいく必要があります。条件としては、「28日間に最低2回以上ハローワークに通って転職活動を行い働く意思を示す」という条件があります。

②一定期間以上雇用保険に加入している
まず、会社の倒産やリストラで失業した場合と、自己都合退職によってこの条件は多少異なりますが、失業保険を受給するためには、一定期間以上雇用保険に加入している必要があります。

・会社の倒産やリストラで失業した場合
この場合は特定受給資格者となりますので、失業日までの1年間に6カ月以上雇用保険に加入していた期間があれば受給することができます。

・自己都合退職の場合
失業する前の2年間で通算12カ月以上雇用保険に加入していれば受給することができます。

ただ、月に11日以上の出勤数がなければ1カ月とは認められませんので注意しましょう。

失業給付金の期間中にバイトしてもいい?

失業給付金の期間中にバイトはしても良いことになっています。ただし、アルバイトの日数が多すぎたり、週の労働時間が20時間を超えたりすると、就業とみなされ受給資格を失います。また、金額や1日の労働時間によっても、失業給付金が減額されることがあります。

アルバイトをする際は、ハローワークに相談し、申請する必要がるのかを確認するようにしましょう。

まとめ

今回は、失業給付金の期間や受給資格について解説してきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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