中卒の仕事ってどんなものがある? 内容と働き方を紹介

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中卒の仕事ってどんなものがある? 内容と働き方を紹介

現代社会において、学歴は重要視される項目のひとつです。そんな学歴社会の中で、中卒の方は仕事選びの際に何らかの不利益を被ってしまうことは少なくありません。では、実際に中卒の方はどのような仕事が選択肢に現れてくるのでしょうか。また、その仕事内容はどのようなものなのでしょうか。
ここでは、中卒の方が直面する仕事事情についてまとめていきましょう。

中卒の方が就職する主な仕事

中卒という学歴では、決して職業の選択肢は多くありません。いくら高い能力を持っていたとしても、いわゆるホワイトカラーの職場に就職するのは難しい傾向にあります。それは、中卒の方が社会で生活ができる程度の能力を持っているという担保がないからです。一方、高卒・大卒の場合は社会で生きていくのに必要最低限のマナーと能力を備えていることが担保されているので、採用しやすいのです。
そのため、中卒の方が働ける場所は、「仕事ができれば問題がない」場所か、「難しい学習を必要としない」場所のどちらかになりがちです。もちろん、中卒であっても有名大卒にまじってIT系の企業で成功している方もいますが、傾向としては就職の選択肢は狭まります。
以下は、数ある仕事の中でも特に中卒の方が採用されやすい傾向にある職種です。

職人系

伝統工芸品を作る工房や大工、建築業といったいわゆる「職人」と呼ばれる人たちは、現場で使う能力さえあるのなら、中卒であっても問題ありません。それどころか、若いだけ吸収力が高く、有利な可能性もあります。毛色は全く違いますが、漫画家や小説家、画家、書道家といった文化的な活動をする面々も「職人」のひとつといえるでしょう。他にも、相撲部屋やプロスポーツ選手も「職人」のひとつといえます。
こうした職人業は、大抵の場合、師匠の技術を覚えるところからはじまります。場合によっては、下働きの間はほとんど給料が出ないこともあるようです。その場合は、生活を維持するためにアルバイトも同時にこなさなければなりません。漫画家のアシスタントなどの場合は給金は出ますが、自分で連載を持たない限りは基本的に安月給で働く必要があります。
職人の世界は厳しく、実力主義です。しかしそれゆえに、学歴で区別されることはありません。しかし、多くの人が職人の世界ろ飛び込んでは「向いていない」と感じて職人を辞めているのも事実です。学歴差別がないからと短慮な思考で飛び込むのではなく、何十年もその仕事で食べていく気があるのかどうか、詳細に検討するようにしましょう。

飲食業

飲食業は常時人手不足であるため、レストラン、居酒屋、個人飲食店などのホールスタッフや調理スタッフは、学歴を気にせずに求人を出していることが多いようです。仕事の内容は注文の受け答えやお客様との接客、調理の担当など、店舗によって異なります。
飲食業において学歴が重要視されない理由に、「経験」が重要視される点にあります。調理スタッフなどは特にその傾向が顕著で、「勉強ができるかどうか」よりも、「料理を美味しく作れるかどうか」という一点にあるのです。そして、おいしく料理が作れるかどうかいう点に、学歴は関係ありません。どれだけ料理の腕を磨いてきたのかという点が重要視されます。もちろん、調理学校を卒業した方は優遇されますが、それ以外では学歴差別されることはあまりないでしょう。
ホールスタッフとして働く場合も、学歴よりも社会人として失礼のない態度ができるかどうか、注文を間違えずにとれるかどうか、という点が重要視されます。そのため、やはり学歴は気にされない傾向にあります。

運送系

運送系の仕事も、学歴は重視されない傾向にある職種です。トラック運転手や引っ越しのスタッフ・ドライバーといった仕事は、事故なく目的地に商品を送り届けることが重要なので、安全運転の技術と免許さえあれば学歴差別を受けない業種といえます。もちろん、ドライバーとして就職する場合は該当する免許を持っていることが前提になるので、18歳以上になって免許を取得してから就職することになるでしょう。
運送系の仕事は力仕事が多く、体力勝負になりがちです。そのため、体力のある若い人の求人は歓迎されやすい傾向にあります。中卒という学歴が負担にならず、むしろ若さがメリットになるという意味では、中卒の方におすすめの職種といえるでしょう。

サービス業

サービスを提供する職場も、学歴よりも力量が重要視されるので学歴がそれほど大きなハンデになりません。具体的には、ノルマを満たすことが重要な営業職、力仕事や体力勝負の多い介護助手などが中卒がハンデになりづらいサービス業です。
こうしたサービス業は職業に使うスキルが特殊であるため、人と話すことが得意ならば学歴は問題になりません。社会人としてのマナーは当然他の職種よりも重要視されますが、逆にいえばそれさえ身に着けていれば採用されやすい職場といえるでしょう。

中卒の仕事事情。どんなところでハンデを背負う?

中卒で仕事をする際、実際に中卒がハンデだと感じる部分は多くあります。もちろんそれは職場によりますが、多くの職場では中卒が多かれ少なかれハンデになりがちです。たとえば、そのハンデは人事面で浮彫になります。具体的に大卒以上の方と同じ年数働いているのにも関わらず、管理職に出世するのは大卒のほうがはやいことが多いようです。それに連動して、給料の面でも中卒の方は少なくなる傾向にあります。
加えて、職場で自然な流れで出る「どこの学校出身なのか」という話題で、居心地が悪くなってしまうことがあるのも中卒の方が背負うハンデのひとつでしょう。さらに、職種によっては給与や待遇面で有利になる資格が、高卒資格を持っていないために受験資格すら得られないということもあります。こうしたハンデは、実力主義の職種でも起こりえるものです。

中卒から現場で経験を積んで出世する仕事もあります

中卒のデメリット列挙しましたが、決して中卒の未来は出世ができない、暗いものというわけではありません。なぜなら、中卒であっても出世ができる職場は確かに存在しているからです。例えば、工場や工事現場などは中卒でも出世していける職場です。
工場や工事現場において、いわゆる現場からのたたき上げの監督者や管理者は評判が良く、積極的に現場から出世を打診する企業もあります。そうした企業に就職することで、中卒というハンデをなるべく感じずに就職ができます。
中卒の方は現場の経験が長くなりがちですが、現場で培った経験は管理職に抜擢されたときは強い力を発揮しますし、現場の職員も、中卒から頑張っていたことを知っているのでついてきてくれるはずです。中卒から現場からコツコツと努力することは非常に大きなエネルギーを使いますが、その分信頼されるリーダーになるという未来もあるのです。

まとめ

中卒から働ける仕事はそう多くありません。アルバイトならばともかく、正社員登用を目標として努力しようとすると、応募条件・高卒の文字に歯がみをすることも多いでしょう。とはいえ、中卒の状態でも働ける場所はたくさんあります。特に体力勝負の場所や、必要とされる能力が特殊な現場では学歴よりも能力が重要視されるので、働く際の基準のひとつになるでしょう。
ただ、どうしても中卒での就職が厳しいようならばテストを受けて高卒認定資格を取得するのも手段のひとつです。自分の将来を想像して、今本当にやるべきことは何か、十分に検討しましょう。

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