ニートの末路はどうなる? 両親が亡くなったあとに残るものは?

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ニート状態が長いと、様々な影響が出てきます。

そして、その状態を続けてしまったときの末路は決して明るいものではありません。では、具体的にニートを長期間続けたとき、人生は一体どうなってしまうのでしょうか。

以下では、ニートを続けた末に待っている現実を、実際にある例を出しながら解説していきましょう。

ニートの末路は? 社会経験ゼロのままでいると

「ニートのままでいた場合に待っていること」をあげていきます。なお、この「末路」はあくまでも一例で、中にはもっと悲惨な状態に置かれてしまう方もいるようです。

もちろん、両親の遺産のおかげで安定したニート生活を続けている方も少なからず存在していますが、それはあくまでもごく稀な例でしかありません。大半のニートを続けた方は、このように悲惨な末路を辿っています。

多くのものがなくなっていく

ニートで居続けることは、仕事をせず、勉強もせず、ただ時間を過ごすことを意味しています。

そのため、ニートを続けていると時間だけが残酷に流れていきます。時間は多くのものを奪っていきます。若さ、物、周囲の人、信頼など、多くのものがなくなっていくのです。

そして何より、浪費した時間は返ってきません。後悔しても、なくなったものを取り戻すのは難しいのです。

ニートをはじめたときはたくさんのものを持っていた人であっても、ニートを続けていると何もかもがなくなっていた、ということも少なくありません。

衰弱死・孤独死に至った事件も

現代社会では、お金がなければ食事をとることができません。そして、お金を稼ぐためには働く必要があります。しかし、ニートを続けているとお金を手に入れることができず、食事ができずに孤独死してしまう可能性があるのです。

実際に、都市で暮らしていた50代男性と80代女性の親子が飢えと寒さによって孤独死した事件が取り上げられたこともあります。この事件では、最初に母親が倒れたあと、ニートだった息子は何もできず、そのまま衰弱死してしまったようです。このようなケースは表沙汰になっていないだけで、全国で少なからず存在しています。

特にひきこもり状態のニートの方や、抑うつ状態で周囲との関わりが少なく、孤立状態にあるニートの方は要注意です。こうした方は、緊急時、誰に連絡してよいかわからず、そのまま誰にも助けてもらえないまま孤独死という末路を辿ってしまう傾向にあります。

自殺者も多い

物資的には問題がなかったり、金銭的にもある程度余裕があるニートだったとしても、突然鬱状態からの自殺に走る方も少なくありません。その理由は、日光に当たらず、誰とも話さず、深刻な悩みを相談できる人もいないためです。

長期間ニートを続けている方は両親との関係が悪化する傾向にあり、結果として「死にたいと思っても止めてもらえない」状態にあることがほとんどです。そのため、ささいなインターネットでの書き込みをきっかけにして鬱状態に陥り、死んでしまう方も少なくありません。

中には、何のきっかけもなく、突然「死にたい」という思いが頭をよぎり、それを実践してしまって自殺してしまった方もいます。このように、ニートという状態は精神的にも環境的にも自殺者を出しやすい状況です。長く続けることは、それだけでも危険なことといえるでしょう。

悲惨な末路を回避するためにニートができること

上述したように、ニートでいつづけることの末路はひどく悲惨なものです。ニートとして時間を過ごすだけで多くのものがなくなっていき、最終的には命をなくす可能性さえ考えられます。

このような状態を回避するため、現状ニートである人がやるべきことは一体なんでしょうか。

ここでは、ニートの方がやるべきことをまとめていきましょう。

まずは相談できる相手を作る

まずは、現状をありのまま話せる相手を作りましょう。昔からの友人がいればそれでも構いませんし、親や兄弟といった肉親、あるいはカウンセラーやハローワークの職員などでも構いません。

このとき注意したいのが、「選択肢の提案に責任を持ってくれる人」を相談する対象にする、ということです。

例えば、「今から仕事のために面接へ行く」という選択肢を取る場合、親は仕事を後押しする形で責任を取ってくれるでしょうし、ハローワーク職員はできる仕事の提案という形で責任を取ってくれます。

しかし一方で、インターネット上での付き合いをしている方は、そうした提案に責任を取ってくれません。面接が失敗に終わって落ち込んでいても、ほとんどの人は直接支援してくれたりはしないでしょう。

そのため、なるべく自分に近しい人、ないしは責任を持ったアドバイスができる相談相手を作るようにしましょう。

変わろうという勇気を持つ

ニートを脱出するために必要なものは、何よりも「勇気」です。

抽象的なように感じるかもしれませんが、ニート状態から行動を起こすためには勇気を持つことが非常に重要です。今の状態から変わろうと決意をし、何か行動を起こすことに非常に大きな勇気が必要になります。

そして、自分が変わるためにも勇気が必要です。人間は楽な方向に流れ、未知の状態を恐れるからです。そのため、ニートを脱出するためには自分を奮い立たせ、強い勇気をもって行動に臨みましょう。

他人の人生と比較しない

就職するにあたって、「自分は自分」という考えを持つことは非常に重要です。

就職活動をしていると、どうしても仕事の内容、給料、待遇など、自分の状況を周囲の人を比較してしまいます。しかし、それは無意味です。仕事に関する事情は千差万別であり、他人の人生と比較しても意味はありません。

ニートを脱出してからの就職活動は、いわばマイナスからのスタートです。そのため、他人と比較すると、どうしても自分がみじめに感じてしまうかもしれません。

しかし、その比較に意味はないのです。他人の人生と比較しないようにしましょう。

ニートのままでいることはできない!末路を歩まないためにはまず行動

ニートのままでいることはできません。もしニートを続けていた場合、待っているのは悲惨な末路です。

インターネット上にはニートであることを茶化している人間や、ニートであることをさも良いことであるような人間もいますが、そのように余裕を持った状態でニートができるのはごく数年、ないしは特別な家にいる人のみです。

大多数のニートに待っているのは、悲惨な末路です。そして、時間が経てば経つほど、その末路は近づいていきます。

ただし、「手遅れ」というものはありません。どんな状態からでも、勇気を持って行動をし続けていれば、道を開くことが可能です。

自分の状況に絶望したりせず、勇気を持って最初の一歩を踏み出しましょう。

まとめ

ニートの末路は、決して良いものではありません。

最悪の場合、命にかかわる事態にすら発展してしまいます。そのため、現状ニートの方は、一刻も早くニートを脱出するために行動を起こすべきです。行動を起こすのが遅ければ遅くなるほど、就職の選択肢が狭まっていきます。悲惨な末路を歩まないために、しっかりと行動を起こしましょう。

ニートから脱出するために大切なことは、まずはじめに行動、そして次に末路を意識しながら努力することです。実際に一歩を踏み出すと、無力感や焦燥感など、様々な負の感情を感じることが多いと思います。それを防ぐため、自分の現状について相談できる相手を探してください。

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